分課金は通話時間を1分単位に切り上げるため、実際には話していない時間まで課金されます。181秒の通話が240秒分になる仕組みを具体例と試算で確認し、どんな企業で秒課金の効果が大きいのかを整理します。
電話の通話料には、大きく分けて2つの課金方式があります。
違いは「切り上げるかどうか」だけですが、この差が積み重なると請求額に大きく影響します。
たとえば181秒(3分1秒)の通話を考えます。
| 課金方式 | 実際の通話 | 課金される時間 | ムダになる時間 |
|---|---|---|---|
| 分課金 | 181秒 | 240秒(4分) | 59秒 |
| 秒課金 | 181秒 | 181秒 | 0秒 |
わずか1秒オーバーしただけで、59秒分は話していないのに課金されます。1件だけなら小さな差ですが、これが全通話で発生する点が問題です。
切り上げは通話が短いほど割合として大きくなります。30秒の通話が1分として課金されると、実質の単価は2倍です。「短い電話が多い」業務ほど、分課金の影響を受けています。
1件あたりの平均切り上げ時間を30秒と仮定した場合の、月間のムダ時間の目安です(通話単価を1分あたり10円と仮定)。
| 月間の通話件数 | ムダになる時間 | おおよその金額 |
|---|---|---|
| 1,000件 | 約8時間 | 約5,000円 |
| 5,000件 | 約42時間 | 約25,000円 |
| 10,000件 | 約83時間 | 約50,000円 |
| 50,000件 | 約417時間 | 約250,000円 |
年間で見ると、通話件数が多い企業では数十万円から数百万円規模の差になることもあります。業務のやり方を変えずに削減できる点が、課金方式の見直しの特徴です。
「秒課金だから安い」と単純には言い切れません。比較の際は次の点を確認してください。
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