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クラウドPBX

クラウドPBXとは?ビジネスホンとの違い・導入メリットと選び方

クラウドPBXは、オフィスに置いていた電話交換機の機能をインターネット上で利用する仕組みです。従来のビジネスホンとの違い、解決しやすい課題、導入前に確認すべき点、選定時の比較ポイントを解説します。

最終更新:2026年8月6日

クラウドPBXとは

PBX(Private Branch eXchange=構内交換機)は、外線を社内の内線に振り分けたり、内線同士をつないだりする装置です。従来はオフィス内に物理的な機器を設置していました。

クラウドPBXは、このPBXの機能をインターネット上のサーバーで提供する仕組みです。オフィスに交換機を置く必要がなく、インターネットにつながる環境があればどこでも内線・外線を利用できます。

ひとことで言うと

「オフィスに置いていた電話交換機を、インターネット上に移したもの」です。電話番号や使い方は大きく変わらず、設置場所の制約と設備の保守負担がなくなります。

従来のビジネスホンとの違い

項目従来のビジネスホン(PBX)クラウドPBX
設置オフィス内に主装置を設置機器の設置が不要
初期費用主装置・工事費が発生比較的小さい
利用場所オフィス内に限られる在宅・外出先でも利用可能
内線端末専用電話機スマホ・PC・IP電話機
拠点追加拠点ごとに主装置と工事が必要設定のみで追加できる
保守機器の保守契約・故障対応が必要提供事業者側で対応
耐用年数おおむね5〜10年で更新更新の概念がない

特に差が出るのが拠点の追加・移転です。従来型は拠点ごとに主装置と回線工事が必要でしたが、クラウドPBXは設定を追加するだけで済みます。オフィス移転が多い企業や、拠点展開のスピードが速い企業ほど相性がよい仕組みです。

導入で解決しやすい課題

在宅勤務でも会社の番号で発着信したい

個人の携帯電話から発信すると、顧客に私用番号が通知されてしまいます。クラウドPBXならスマートフォンのアプリから会社の代表番号で発信でき、着信も受けられます。通話履歴も一元管理できます。

拠点間の内線通話料をなくしたい

拠点ごとに別々の電話環境になっていると、拠点間の通話が外線扱いになります。クラウドPBXで統合すれば全拠点が内線となり、拠点間の通話料が発生しません。

主装置の更新時期を迎えている

ビジネスホンの主装置は5〜10年で更新時期が来ます。同じ構成で買い替えるか、この機会にクラウドへ移行するかを比較検討する企業が増えています。

電話の取り次ぎを減らしたい

着信の自動振り分けや、担当者のスマートフォンへの直接着信を設定することで、取り次ぎ業務そのものを削減できます。

導入前に確認すべきこと

1. インターネット回線の帯域と安定性

音声は遅延に敏感です。同時通話数×必要帯域を計算し、業務用データ通信と競合しないかを確認してください。必要に応じて回線の増強や優先制御(QoS)を検討します。

2. 停電・回線障害時の運用

インターネットが止まると発着信ができません。携帯電話への自動転送や、回線の冗長化をあわせて計画しておくと安心です。

3. 既存番号とFAXの扱い

電話番号は多くの場合そのまま引き継げますが、FAXや特殊機器はIP環境での動作確認が必要です。事前に台数と用途を洗い出しておいてください。

4. 緊急通報の可否

110番・119番などの緊急通報は、構成によって利用可否が異なります。導入前に必ず確認してください。

選ぶときの比較ポイント

  • 回線とセットで提供されるか:PBX機能だけを契約しても、外線用の回線(SIPトランク)は別途必要です。まとめて提供できる事業者なら窓口が一本化されます。
  • 通話料の課金単位:機能が同等でも、分課金か秒課金かで月額が変わります。
  • 必要な機能が揃っているか:通話録音、着信の自動振り分け、CTI連携、レポートなど。使わない機能まで含んだプランになっていないかも確認します。
  • 障害時のサポート体制:電話が止まると業務が止まります。連絡先と対応時間を必ず確認してください。
  • 拠点追加・人数変更のしやすさ:月単位で増減できるか、最低利用期間があるかを確認します。

オフィスラインでは、クラウドPBX「CloudPhone Biz」と、外線を担うSIPトランクをあわせてご提供できます。既存のビジネスホンを活かしたい場合はオンプレミス構成もご相談いただけます。

よくある質問

今使っている電話番号はそのまま使えますか?
ナンバーポータビリティに対応した番号であれば継続利用できます。0AB-J番号(市外局番から始まる番号)のほか、0120・0800番号も引き継げるケースがほとんどです。
インターネットが止まると電話も使えなくなりますか?
クラウドPBXはインターネット回線を利用するため、回線障害時は発着信ができなくなります。障害時に携帯電話へ自動転送するバックアップ転送を併用する、回線を冗長化するなどの対策をあわせて検討してください。
ビジネスホンの買い替えは必要ですか?
スマートフォンやパソコンのアプリを内線として使えるため、電話機を買い替えずに導入できる構成もあります。既存のビジネスホンを活かしたい場合は、SIPトランクと組み合わせたオンプレミス構成のほうが適しているケースもあります。
通話品質は従来のビジネスホンと比べてどうですか?
利用するインターネット回線の品質に左右されます。十分な帯域と安定した回線を確保できていれば、実用上問題のない品質で利用できます。同時通話数が多い場合は、事前に帯域を計算しておくことをおすすめします。
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