持ち運びwi-fiは月額なしで安い？おすすめの持ち運びWi-Fiはどれ？

持ち運びWi-Fiは工事不要で月額料金も安く、端末を手にしたらすぐ使い始められ、一人暮らしの方なら家での固定Wi-Fの代わりとしても使えて大変便利です。
持ち運びWi-Fiの特徴や、購入とレンタルの違い、メリットとデメリットを解説したうえで、おすすめの持ち運びWi-Fiを紹介します。

持ち運びWi-Fiは購入とレンタルどっちがお得

持ち運びWi-Fiには、契約方法が2種類あります。端末を購入する方法と、端末をレンタル方法です。
それぞれにメリットとデメリットがありますので紹介します。

購入タイプの持ち運びWi-Fi

購入タイプの持ち運びWi-Fiは、端末を購入してWi-Fi契約を結び、毎月のWi-Fi利用料金を支払います。
購入時に発生する費用は、端末本体の購入代金、月額利用料、契約手続きの事務手数料です。
契約時にキャッシュバックや割引のキャンペーンを行っている場合があり、これを利用すれば実際に支払う金額を抑えることができます。
端末代金を一括で払えない場合は、月々の利用料に上乗せして分割で支払うことも可能です。

購入タイプのメリット

• 契約時のキャンペーンや割引を利用すれば安く使える。
• 長期契約を結べば割安で利用できる。

購入タイプのデメリット

• 端末購入代金を一括払いではなく分割払いで月額料金に上乗せして支払うと、月々の支払いが高くなる。
• 契約期間終了前に中途解約すると、違約金が発生する。
• 端末購入代金を月額料金に上乗せしていて中途解約すると、残債が残り解約料金が高額になる。

レンタルタイプの持ち運びWi-Fi

レンタルタイプの持ち運びWi-Fiは、決められた契約期間、端末をレンタルして利用します。
レンタルの場合、支払うのは月額利用料だけで、端末代はもちろん、事務手数料もかからない場合が多いです。

レンタルタイプのメリット

• 利用料金が月額料金のみでわかりやすい。
• 契約期間の縛りがないプランを選べば、解約時の違約金が発生しない。
• 短期利用が可能で、出張の時だけ、入院や一時帰国の間だけなど、必要な期間だけ利用できる。
• 長期レンタルにすれば、利用料金が大幅割引される。
• 最新の端末が出たら、使用している端末を解約して新しい端末に気軽に乗り換えられる。

レンタルタイプのデメリット

• 補償に入っておかないと、紛失した際や故障した際に高額な費用を請求される場合がある。
• 契約期間があるタイプの場合、中途解約すると違約金が発生する場合がある。

購入タイプの持ち運びWi-Fiをおすすめしない理由

購入タイプの持ち運びWi-Fiは、支払いの総額が高くなったり、中途解約時に違約金が発生したりする可能性があるので、あまりおすすめできません。
特に、初めて持ち運びWi-Fiを使うという方は、まずはレンタルで試してみることをおすすめします。

持ち運びWi-Fiは基本的には全国で利用できますが、地方に行くと使用する回線によっては電波の繋がりが悪いことがあります。
利用可能エリアはホームページで確認できますが、エリア内であっても電波の届きにくい場所がありますので、実際に利用してみないと快適に使えるかどうかはわかりません。

長期契約したあと、自分がよく利用する場所は電波が届きにくいということがわかり、他社に乗り換えるために中途解約しようとしたら、高額な違約金を支払うはめになったという例もあります。
そうならないためには、契約の縛りがなくいつでも解約できるレンタルの持ち運びWi-Fiを利用する方が安心です。

同じ持ち運びWi-Fiでも価格や通信の仕組みが異なる！その3つの種類とは？

持ち運びWi-Fiには、通信の仕組みが3タイプありますのでその違いを紹介します。

持ち運びWi-Fiにはキャリア系、WiMAX、クラウドSIMの3種類があります。

キャリア系

キャリア系とは、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天、Y!Mobileなどの携帯キャリアが提供する持ち運びWi-Fiのことです。

各社とも自社回線を使っており、この中でもドコモ、au、ソフトバンクの三大キャリアは利用可能エリアが広く、地方でも高品質な通信が期待できます。

ただし、料金設定が比較的高いので、キャリア系を選ぶ場合は普段使っている携帯キャリアのものを選んでセット割などを使うといいでしょう。

WiMAX

WiMAXとは、UQコミュニケーションズが提供している持ち運びWi-Fiのことです。

多くのプロバイダがWiMAX端末に対応しており、UQコミュニケーションズが運営するUQ WiMAXはもとより、GMOとくとくBB、BIGLOBE WiMAX、カシモWiMAXなどのプロバイダでもWiMAX端末の契約が可能です。

月々のデータ使用料は実質無制限で、専用回線のほか高速通信できるauの5G・4G LTEも利用できます。

クラウドSIM

クラウドSIMとは、ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリア回線の中から、その場所で最適なものを選んで通信できる持ち運びWi-Fiのことです。
キャリア回線と同じ広範囲のエリアで利用できるうえ、料金設定が安いのが魅力です。

持ち運びWi-Fiの利用料金は？

持ち運びWi-Fiの月額利用料はデータ容量によって異なります。
大容量100GBで3,000円～3,500円、無制限の場合は4,000円からとなりますが、キャッシュバックや割引を利用することで、安く抑えることが可能です。
端末購入タイプの場合はこれに購入代金がかかりますが、契約時に一括で支払うか、月額料金に上乗せするかが選択できます。

各キャリアの持ち運びWi-Fiの特徴

各キャリアの持ち運びWi-Fiの特徴を紹介します。

UQ WiMAX

UQ WiMAXは、KDDIグループのUQコミュニケーションズが提供している持ち運びWi-Fiです。
WiMAXでは独自回線のほかに、同じKDDIグループのauが提供している5G・4G LTE回線も利用しています。

WiMAXの独自回線WiMAX2+は通信速度が下り最大2.7Gbpsで、通信速度の速さを優先する方におすすめです。
ただし、大容量の通信を一定期間内に行うと制限がかかってしまうことがあります。

料金は、WiMAX＋5G割適用で最初の13カ月までは4,268円(税込)/月、14ヵ月目からは4,950円になります。
端末代金はクレジットカード払いにすると、27,720円が9,900円に割引されます。

au

auの持ち運びWi-Fiは、au回線だけでなくWiMAX2+回線も利用できます。
全国エリアで利用でき、データ容量無制限、5G回線対応で最大通信速度3.9Gbpsの端末が利用可能です。

KDDIグループであるauとWiMAXの持ち運びWi-Fiは、対応回線やエリア、通信速度などに違いはありませんが、WiMAXと比較すると月額利用料は高めです。

ちなみに、WiMAX2+と4G LTEが使えるモバイルルータープランは月4,721円(税込)/月となっており、端末代金は22,000円(税込)からになります。

docomo

docomoの持ち運びWi-Fiは無制限で使え、docomo回線を利用しているので、全国どこのエリアでも繋がるというメリットがあります。

ただ、他社と比べると月額料金が高く、無制限プランは7,315円／月となっており、キャンペーンのみんなドコモ割(550円割引／月)やドコモ光セット割(550円割引／月)を使っても、あまりお得感がありません。

原則端末は購入しなければならず、価格は2万円台後半～9万円台後半となっており、他社と比べかなり高くなっています。

SoftBank

Soft Bankの持ち運びWi-Fiは通信エリアが広いのが特徴で、4Gであればほぼ日本全国で使えますが、5Gは使えないエリアもあるようです。

通信容量無制限プランはなく、月最高50GBまでで月額料金5,280円(税込)となっています。
端末料金も27,000円からと、他社と比べると高い印象があります。

スマホとのセットで安くなるスマホとセットプランもありますが、この場合は月30GBまでしか使えなくなるので注意が必要です。

Y!mobile

Y!mobileの持ち運びWi-Fiは、同じグループのSoftBankの回線が利用でき、通信速度が速いのが魅力です。
対応エリアが広く、またSoftBankにはなかったデータ容量無制限のプランがあります。

ソフトバンク光とのセット割も使えます。さらに、最短申込当日に発送してくれるので大変便利です。
Pocket WiFi プラン2(ベーシック)の月額料金は4,066円で、端末代金は2万円からになりますが、セールで安く買えるものもあります。

おすすめの持ち運びWi-Fiの料金や特徴を紹介

おすすめの持ち運びWi-Fiの料金、特徴などを紹介します。

縛りなしWiFi

縛りなしWiFiは、契約期間に縛りがないプランがある持ち運びWi-Fiです。
契約期間縛りなしのプランには、データ容量が月10GB・30GB・60GB・90GBの4タイプあり、いずれも通信速度は150Mbpsで、端末代、解約料金ともに無料です。

また、データ容量を使い切った場合には、2GB：550円で追加購入できます。
ただし、縛りなしWiFiは端末を選択できませんのでその点は注意が必要です。

ファストSIM

ファストSIMはSIMプランだけでなく、Wi-Fiプランもあり、100GB大容量Wi-Fiレンタルプランと、200GBの超大容量Wi-Fiレンタルプランの2つから選べます。

現在オープン記念キャンペーンを実施中で、お得な価格になっています。
また故障や紛失、盗難に備えて月550円の安心保障を付けることもできます。

NETAGE

NETAGEは短期レンタルが可能で1日495円から利用できますので、出張や旅行など決まった期間だけ利用したいに方に向く便利な持ち運びWi-Fiです。

長期レンタルプランもありますが、このプランはやや高めなので、短期レンタルがおすすめです。
契約は自動延長されるので、契約時の料金が継続され便利な反面、返却し忘れると勝手に延長されてしまいますので注意しましょう。

また、Wi-Fiルーターを壊してしまったら、弁償代金が40,000円かかりますので、万が一に備えて安心補償サービスに加入しておくことをおすすめします。

STAR WiFi

STAR WiFiは、契約期間の縛りがない無制限プランと新大容量プランの2つのプランがある持ち運びWi-Fiです。
データ通信の日にち制限や3日間制限がなく、ストレスなく利用できます。

また、電波や速度が気になる方には、7日お試しプラン「STAR－7」がありますので、本格利用する前に試すことが可能です。

ネオチャージWiFi

ネオチャージWiFiはレンタルではなく、購入タイプの持ち運びWi-Fiです。
購入端末に100GBが付いており、初期設定済みなのですぐに利用を開始できます。
またデータの有効期限は1年で、足りなくなれば買い足すことができます。

365チャージWiFi

365チャージWiFiは、端末を購入するだけで契約も月額費用もいらない、「チャージ式持ち運びWi-Fi」です。
使いたい時に使いたい分だけ、データをチャージして利用できます。
また、公式サイトから端末(返却不要)+データのセットを申し込めば初期設定済みで送られてきますので、届いたらすぐ利用できますし、データがなくなったら追加チャージもできます。

おすすめ持ち運びWi-Fi比較

持ち運びWi-Fiデータ無制限のおすすめはこちら

• おすすめ①：STAR WiFi
• おすすめ②：NETAGE

今回紹介した6つの持ち運びWi-Fiの中で無制限プランがあるのは、この2社でした。
STAR WiFiはこれまで大容量プランと新大容量プランの2つでしたが、無制限プランが新たに登場し、クーポンを利用すると月々4,598円で使用できます。
NETAGEの無制限プランは最新の5Gに対応した最新持ち運びWi-Fiルーターを使用しています。割引適用で初月(31日目まで)5,670円、32日以降は1日182円となります。

持ち運びWi-Fiを安さで選ぶならこちら

• おすすめ①：縛りなしWiFi
• おすすめ②：STAR WiFi
• おすすめ③：ファストSIM
• おすすめ④：NETAGE

ここでおすすめする4つの持ち運びWi-Fiは全てレンタルタイプで、端末代がかからないので、キャンペーンを利用した月額料金の安い順におすすめしています。

持ち運びWi-Fi月額制なしのおすすめはこちら

• おすすめ①：365チャージWiFi
• おすすめ②：ネオチャージWiFi

月々の料金が発生しない月額制なしの持ち運びWi-Fiをお探しなら、本体とデータがセットになった端末を申し込み、必要なデータ容量を都度追加していくタイプがおすすめです。
使用頻度が少ない、毎日必ず持ち運びWi-Fiを使うわけではないという方は、月額料金を毎月支払うのはもったいないです。
データが足りなくなったら追加購入し、余ったデータは有効期限が1年あるので、すぐに使わなくても無駄にならない、逆に使わなければ安くなる感覚で利用できます。

まとめ

便利な持ち運びWi-Fiは数多くありますが、通信の速度・品質、レンタルか購入かなどで比べると、さまざまな違いがあります。
それぞれのメリットとデメリットを理解して、自分の使い方、利用頻度や予算などに合わせて選ぶことが大切です。