サービス選ばれる理由導入事例導入の流れお役立ち情報お知らせ
ホーム/お役立ち情報/電話番号はそのまま使える?ナンバーポータビリティ…
通信の基礎知識

電話番号はそのまま使える?ナンバーポータビリティの仕組みと手続き

電話会社の乗り換えをためらう最大の理由は「番号が変わるのではないか」という不安です。固定電話のナンバーポータビリティの仕組み、2025年1月に始まった双方向化で何が変わったか、番号が変わってしまうケースと手続きの流れを整理します。

公開日:2026年9月14日 最終更新:2026年9月14日

ナンバーポータビリティとは

ナンバーポータビリティ(番号ポータビリティ)とは、いま使っている電話番号を変えずに、契約する電話会社だけを変更できる仕組みです。総務省は固定電話番号ポータビリティを「利用者が固定電話番号を変更することなく、固定電話サービスの提供を行う事業者を変更できる仕組み」と説明しています。

法人にとって電話番号は、名刺・会社案内・Webサイト・取引先の登録情報・各種申請書類に広く記載された資産です。番号が変わると印刷物の刷り直しや取引先への周知が発生し、切り替え後しばらくは旧番号への着信を取りこぼすリスクもあります。番号を維持できるかどうかは、乗り換えの可否を左右する実務上の要件といえます。

乗り換えの障壁は思ったより低い

「番号が変わるから今の会社から動けない」と考えられているケースは少なくありませんが、実際には多くの法人番号がそのまま引き継げます。まずはご利用中の番号が対象かどうかを確認するところから始めてください。

2025年1月に始まった「双方向番号ポータビリティ」

従来の固定電話の番号ポータビリティには、一方通行という制約がありました。NTT東日本・西日本の加入電話で取得した番号は他社へ持ち出せる一方、ひかり電話などのIP電話で新規に取得した0AB-J番号は、原則として他社へ持ち出せなかったのです。

この制約が解消されたのが、2025年1月に受付が始まった「双方向番号ポータビリティ」です。総務省は令和7年(2025年)1月1日以降、固定電話番号を使用するすべての事業者に番号ポータビリティシステムの導入を求めており、事業者間で番号を双方向にやり取りできる環境が整いました。

移行のパターン2024年12月まで2025年1月以降
NTT加入電話 → 他社可能可能
ひかり電話などで取得した番号 → 他社原則不可可能に
他社 → NTT東西原則不可可能に
他社 → 他社原則不可可能に

実務上の意味は大きく、「番号を取得した経緯にかかわらず、事業者を選び直せる」状態になりました。以前に「この番号は持ち出せない」と案内された経験があっても、現在は結論が変わっている可能性があります。

個別の可否は必ず確認を

制度として双方向化されていても、番号の種別や契約内容、地域によっては対応できない場合があります。一般的な情報だけで判断せず、移行元・移行先の双方に、その番号について個別に確認してください。

番号の種類別に見る継続可否

ひとくちに「電話番号」といっても、種別によって扱いが異なります。自社の番号がどれに当たるかを確認してください。

番号の種別例継続の考え方
0AB-J番号(市外局番から始まる固定電話番号)03-…、06-…番号ポータビリティの対象。多くの場合そのまま継続できる
着信課金番号0120-…、0800-…着信課金番号ポータビリティの対象。多くの場合そのまま継続できる
IP電話番号050-…一般に対象外。番号が変わることが多い

0AB-J番号

市外局番から始まる、いわゆる代表番号です。前章のとおり2025年1月以降は取得経緯を問わず移行できるようになりました。法人の代表番号・各拠点の番号は通常これに当たります。

0120・0800(着信課金番号)

フリーダイヤルやフリーコールと呼ばれる着信課金番号にも、着信課金番号ポータビリティという別の仕組みがあり、多くの場合は番号を変えずに事業者を変更できます。広告や商品パッケージに印字された番号を変えずに済むため、切り替えの効果が特に大きい領域です。0120と0800の違いや使い分けは「フリーダイヤルとフリーコールの違い」で解説しています。

050番号

IP電話用の050番号は、一般に番号ポータビリティの対象外です。050番号を業務の主回線として使っている場合は、乗り換え時に番号が変わる前提で、周知の段取りを含めて検討する必要があります。

番号が変わってしまう主なケース

制度上は継続できても、条件によっては番号が変わります。事前に確認しておきたい代表的なケースです。

  • 単位料金区域(MA)をまたぐ移転:オフィス移転を伴う場合、一般に同一の単位料金区域内であれば番号を維持できますが、区域をまたぐ移転では番号が変わることが多くなります。
  • 契約内容による不一致:総務省も、移行元と移行先の契約内容によって異なる固定電話番号になる場合があると案内しています。
  • 対象外の番号種別:050番号や一部の特別な番号は、そもそもポータビリティの対象外です。
  • 地域・設備の事情:一部の地域や設備構成では対応できない場合があります。
移転と乗り換えは分けて考える

オフィス移転と事業者変更を同時に行うと、番号が変わる原因がどちらにあるのか切り分けづらくなります。移転予定があるなら、移転先の住所が決まった段階で番号の扱いを確認し、そのうえで乗り換えの時期を決めると安全です。

あわせて、番号ポータビリティでは移行元との契約が解除され、移行先と新たに契約する形になります。解約に伴う費用や機器の残債が発生する場合があるため、番号の可否とは別に、費用面も必ず確認してください。

手続きの流れと準備するもの

実際の申し込みは移行先の事業者が窓口となり、事業者間で手続きが進むのが一般的です。利用者側の作業は多くありません。

  • 現状の棚卸し:使っている番号を一覧化します。代表番号、各拠点の番号、0120・0800、FAX番号、休止中の番号まで漏れなく洗い出してください。
  • 継続可否の確認:番号ごとに、移行先の事業者へ継続できるかを確認します。この段階で「変わる番号」が特定できます。
  • 書類の準備:ご請求書、現在の契約内容がわかる資料、法人確認書類などを用意します。請求書の読み方は「法人の電話料金を削減する5つの方法」も参考にしてください。
  • 申し込みと事業者間手続き:移行先へ申し込み、事業者間で番号の移行処理が行われます。
  • 切り替え日の調整と接続試験:FAXや特殊機器がある場合は事前に動作を確認し、業務影響の少ない日時を選びます。
  • 切り替え後の確認:発信・着信、転送設定、代表組み、ナンバーディスプレイなどが意図どおり動作するかを確認します。
所要期間の目安

期間は番号の本数、拠点数、移行元の事業者、構成の複雑さによって変わります。余裕を持ったスケジュールを組み、特に決算期や繁忙期を避けて切り替え日を設定してください。具体的な日程は個別にご案内します。

番号を維持したまま通信費を見直す

番号が継続できるなら、乗り換えの検討材料は「番号が変わるかどうか」から「条件が良くなるかどうか」に移ります。番号を維持したまま見直せる項目は複数あります。

  • 課金方式:分課金のままであれば、1秒課金に変えるだけで切り上げ分のムダを削減できます。仕組みは「分課金と秒課金の違いとは?」で解説しています。
  • 回線方式:物理回線を増設せずに同時通話数を増減できるSIPトランクに変えると、拠点の増減に追随しやすくなります。詳しくは「SIPトランクとは?」をご覧ください。
  • 契約チャネル数:実際の同時通話数と契約数が乖離していないかを確認します。
  • 契約先の分散:電話・光回線・SMSが別々の事業者だと、全体での最適化が働きにくくなります。

オフィスラインはSIPトランク対応の法人向け電話サービスで、既存の電話機・PBX・CTIをそのまま利用できます。0AB-J/050/0120/0800に対応し、ナンバーポータビリティ対応番号は継続してご利用いただけます。サービス内容と料金は「オフィスライン(1秒電話)」のページでご確認ください。

まず番号の可否から確認します

ご利用中の番号を一覧でお預かりできれば、継続できるか、変わる可能性があるかを番号ごとにお伝えします。あわせて、現在のご請求書から削減額の試算も無料で行っています。

よくある質問

会社の代表番号を変えずに電話会社だけ変更できますか?
市外局番から始まる0AB-J番号であれば、多くの場合そのまま継続できます。2025年1月に双方向番号ポータビリティの受付が始まり、NTT東西の加入電話で取得した番号だけでなく、ひかり電話などで取得した番号も他社へ移行できるようになりました。ただし番号の種別や契約内容、地域によっては対応できない場合があるため、番号ごとの個別確認をおすすめします。
0120・0800のフリーダイヤル番号も引き継げますか?
着信課金番号ポータビリティという仕組みがあり、多くの場合は番号を変えずに事業者を変更できます。広告や商品パッケージに印字した番号を変えずに済むため、切り替えの負担が小さい領域です。ただし事業者によって条件や費用が異なり、これまで使っていたオプションが引き継げない場合もあるため、移行先に個別に確認してください。
050から始まるIP電話の番号はそのまま使えますか?
050番号は一般に番号ポータビリティの対象外で、事業者を変更すると番号が変わることが多くなります。050番号を業務の主回線として使っている場合は、番号が変わる前提で、取引先への周知や表記の修正を含めた段取りを検討する必要があります。
オフィス移転をしても電話番号は変わりませんか?
移転先が同一の単位料金区域(MA)内であれば、一般に番号を維持できます。区域をまたぐ移転では番号が変わることが多くなります。移転と事業者変更を同時に行うと原因の切り分けが難しくなるため、移転先の住所が確定した段階で番号の扱いを確認し、そのうえで乗り換え時期を決めることをおすすめします。
番号ポータビリティで費用はかかりますか?
総務省も、番号ポータビリティのための費用のほか、従前の契約の解除や新規契約に関連する費用が発生する場合があると案内しています。機器の残債が残っている場合は精算が必要になることもあります。番号が継続できるかどうかとは別に、解約時の費用を含めた総額で比較してください。
Contact

通信まわりは、まとめてオフィスラインへ

電話・フリーコール・SMS・光回線・クラウドPBXをワンストップでお任せいただけます。現在のご請求書をご提供いただければ、削減額を無料でシミュレーションいたします。

お電話でのご相談

お客様サポートセンター(ハナシヤスク)

0120-874-839
受付時間:平日 9:00〜18:00
電話で相談

フォーム・メールでのご相談

24時間受付。2営業日以内にご返信します。

office_line@adjust1.co.jp
お問い合わせフォームからも承ります
メールで相談
電話で相談 メールで相談