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海外で使えるポケットwifiのレンタル

海外に1ヶ月ほど滞在するようなことがあると、どのwifiを利用すれば一番お得なのかと、悩んでしまうのではないでしょうか?
また、国内と海外のどちらでwifiを契約すればいいのか、という迷いも生じるでしょう。

サービス会社 プラン(目安・1日の料金) 解約・返却
GLOBAL WiFiGLOBAL WiFi 韓国:670円 台湾:970円 中国:970円 アメリカ:970円 空港/国内カウンターや
返却用のBOX
宅配便でも可能
Sakura MobileSakura Mobile 台湾:680円 中国:980円 タイ:680円 アメリカ:980円 国内受取:
帰国後に郵送
現地受取:
現地空港カウンター
WiFi BoxWiFi Box 台湾:300円 韓国:390円 タイ:390円 アメリカ:390円 空港(成田・羽田・関西)に
あるボックスに差し込み返却
WiFiトラベルWiFiトラベル 台湾:1,250円 韓国:1,250円 タイ:1,350円 アメリカ:1,390円 郵便ポストへ投函
宅配便

国内外を問わず、ポケットwifiを長期間利用したいのであれば、携帯電話会社(au・ドコモ・ソフトバンク)のポケットwifiがお得です。
国内の携帯電話会社であれば日本語で丁寧なサポートを行ってくれるので、海外で万が一トラブルが発生したときでも、安心して相談できます。

ポケットwifiの料金プランを、各携帯電話会社で比較してみました。

auブランドロゴ docomoブランドロゴ ソフトバンクブランドロゴ
月額料金 通常プラン3,696円
無制限プラン4,380円
6,900円 3,696円
月間通信容量 7GB~無制限 5GB 7GB
割引 auユーザーは割引あり なし ソフトバンクユーザーは割引あり

国内でも頻繁にポケットwifiを利用するなら、通信容量が無制限のプランが安いauが一番お得です。
※海外でもwifiを使う場合、別途通信料金が発生します。

ただし、携帯電話会社のポケットwifiは、最低でも2年契約することが条件です。
1ヶ月の海外旅行のようにwifiを使うのが短期間なら、海外で使えるポケットwifiのレンタルを利用しましょう。
海外で使えるポケットwifiなら、1日単位で最短申し込み当日からレンタルできるので、突然の出張や入院でもすぐに対応できて便利です。

ここからは、海外で使えるポケットwifiのメリットをさらに詳しく紹介していきます。
また、ポケットwifiの契約方法や使い方や注意点など、海外で初めてwifiを利用する際に知っておきたいポイントをわかりやすく説明します。

目次

1ヶ月の海外利用でポケットwifiをおすすめする理由

ポケットwifiは、軽量で持ち運び可能なwifiルーターを使って、外出先や海外でもインターネットに接続できるサービスです。
ポケットwifiの大きさはスマホとほぼ変わらないので、かさばらずどこにでも持ち運んで使えるのがメリットです。
お手持ちのスマホやPCと、ポケットwifiを無線接続するだけで、海外でも簡単にネットにアクセスできます。

さらに、wifiは携帯電話回線より大容量の通信を高速に行えるので、国内外を問わず快適にネットが使えます。
ソフトバンクグループの「ワイモバイル」や、KDDIグループの「UQコミュニケーションズ」など、複数の通信サービスがポケットwifiを提供しています。

海外で1か月だけネットを使う場合は、海外対応のポケットwifiをレンタルするのがおすすめです。
その理由は、次の通りです。

1日のみの契約も可能

国内でポケットwifを購入して利用する場合、2~3年の長期契約が必要で、中途解約すると違約金がかかるので、短期間の利用には向いていません。
海外で使えるポケットwifをレンタルすると、1日単位で契約ができるので、短期間の利用なら大幅にコストが抑えられます。

海外で使えるポケットwifiのレンタル料金プランは、「日額制」が一般的で、ポケットwifiをレンタルした日数に応じて料金が加算されます。
例えば日額500円のプランで1週間レンタルを利用すると、500円×7日分の3,500円が総支払額になります。

ただし、日額制はレンタル日数が増えると料金がかさんでしまいます。
例えば1ヶ月間レンタルすると、日額500円なら1万5,000円、日額1,000円だと3万円もコストがかかってしまいます。
日額200円~300円なら1ヶ月1万円以内で済みますが、日額が安いプランは通信容量や通信速度が制限されるので、不便に感じることがあります。
1ヶ月間継続して動画視聴やテレビ通話などの大容量通信を快適に使いたいのであれば、長期利用向けのプランを選ぶほうがお得です。

無料のwifiスポット以外でも使える

ポケットwifiはどんな場所にも持ち運べるので、無料のwifiスポット以外でもネットが使えます。
例えば、移動中にLINE通話したり、道に迷って地図を確認したりするときなどに、ポケットwifiが活躍してくれるでしょう。

目的に合わせてプランを選べる

海外に行く目的は、旅行やホームステイ、出張など様々で、ネットの使い方も目的によって異なります。
海外で使えるポケットwifiは、通信容量・通信速度に応じて、自分の目的に合ったプランを選ぶことができます。

例えば、海外出張をする人なら、仕事関係の調べ物や業務連絡で頻繁にネットを使うことが考えられるので、大容量プラン高速プランを選ぶのがおすすめです。
海外旅行での利用で、ネットはあまり使わず通信費用を節約したいのであれば、容量・速度を抑えたリーズナブルなプランが向いています。

日本語のサポートが受けられる

海外で使えるポケットwifiは日本国内で申込み手続きができるので、言葉の障害がなく簡単にレンタルできます。
wifiの使い方がわからないときや、万が一のトラブルが発生したときも、日本語でサポートが受けられるので安心です。

1台のポケットwifiを複数人で使える

1台のポケットwifiに複数の端末を同時接続できるので、海外で2人以上が同じ行動を取るのであれば、別個にwifiを借りる必要がありません。
1台分の通信料金を複数人で割り勘にすれば、通信費用を大幅に節約できます。

auポケットwifiは海外でもお得?

国内3大キャリアの中で最もお得なのはauポケットwifiですが、海外で利用する場合はどうなのか、海外で使えるポケットwifiのレンタルと比べてどちらがお得なのか、と気になるところでしょう。
auポケットwifiには、次のような特徴があります。

auポケットwifi

国際ローミングが利用できる

「WiMAX」など日本のポケットwifiは国内でしか使えませんが、auのポケットwifiは、「国際ローミング」に対応しているので、海外でも快適にデータ通信が利用できます。
※国際ローミングは、携帯電話会社の電話回線を利用してデータ通信を行うので、正確にはwifi通信ではありません。

auのスマホを持っている人なら、auポケットwifiを契約しなくても、スマホで設定するだけで国際ローミングがすぐに利用できます。
すでにauのポケットwifiを契約している人なら、国際ローミングを利用すれば、海外ですぐにネットを使うことができます。

ただし、auユーザーではない人が海外ですぐにwifiを使いたい場合は、海外で使えるポケットwifiをレンタルすることをおすすめします。
海外で使えるポケットwifiは空港で当日レンタルが可能なので、急いで海外に出発しなければならないときに便利です。
ポケットwifiを返却する際も、現地や日本の空港で簡単に行えるので、わざわざレンタルショップに行く必要がありません。

auポケットwifiをレンタルできるお店もありますが、海外では使えないので注意しましょう。
元々海外に長期滞在していた人が、日本へ一時帰国する際には、auポケットwifiのレンタルが便利です。

2種類の料金プランから選べる

auポケットwifiの国際ローミングは、2種類の料金プランから選べます。

海外ダブル定額

au海外ダブル定額

「海外ダブル定額」では、1日の通信料金に上限が設定されています。
通信量に応じて、料金の上限は以下の2通りに分かれます。

通信量 料金/日
約24.4MBまで 最大1,980円
無制限 最大2,980円

無料のwifiスポットも活用しつつ、メールや地図、ブログを時々チェックする程度なら、通信容量が24MBもあれば事足ります。
なので、1日の料金を1,980円以内に抑えることは十分可能です。
事前の申込み手続きは不要なので、いつものスマホ・携帯電話を海外に持っていくだけで、すぐにネットを使うことができます。

※海外ダブル定額を適用するには、インターネット接続サービスの「LTE NET」または「LTE NETforDATA」に加入していることが条件です。

世界データ定額

世界データ定額

「世界データ定額」は、データ通信が必要なときに、24時間あたり980円で利用できるプランです。
通信容量は、日本で加入しているauの通信プランの範囲内で使うことができます。
入会費・年会費無料の「au STAR」会員なら、毎月24時間だけ、世界データ定額を無料で利用できます。

事前申込みは不要で、スマホ・携帯電話の設定を少し変更するだけで、簡単にネットが使えるのもメリットです。
150以上の国・地域で利用可能で、海外利用者の約99%以上をカバーしておりほとんどの国で快適にネットが使えます。

※世界データ定額を適用するには、データ容量を追加でチャージ(購入)できるデータチャージサービス(無料)に加入していることが条件です。このサービスに加入していれば、月間データ容量を使い切ってしまっても、データチャージをすれば、通信速度が落ちることなくネットを使えます。

上記の特徴から、auの国際ローミングがおすすめなのは、以下の条件に当てはまっている人です。

  • 国内でauのスマホやポケットwifiを契約している
  • 海外の滞在期間が数日程度である
  • 海外でネットを少ししか使わない

もっと長期間、大容量のwifi通信を使うのであれば、海外で使えるポケットwifiのレンタルがおすすめです。

auポケットwifiと他社の料金比較

au、ドコモ、ソフトバンクよりも低価格でポケットwifiを提供している会社は、いくつかあります。
ここでは、人気の3社(ヤフーモバイル、UQWIMAX、楽天モバイル)の国内で利用する際の月額料金と、海外で利用できるかどうかと海外で使う場合の料金について比較してみます。

ヤフーモバイル UQWIMAX 楽天モバイル
月額料金 3,896円~4,380円 3,896円 2,260円
月間通信容量 3,896円 ~7GB
4,380円 無制限
7GB 10GB
海外利用 可能
世界100ヶ国に対応
可能
※韓国のみ
不可
海外利用料金 月額3,980円
海外利用料90円/日
3,000ウォン/24時間

海外で利用するなら、世界100ヶ国でデータ通信が可能なヤフーモバイルがおすすめです。
海外利用料金が1日あたり90円と格安なのが魅力で、30日間毎日利用した場合、月額料金(3,896円)を含めても6,680円にしかなりません。
ヤフーモバイルなら、1ヶ月以上の海外滞在でもお得に利用できます。

UQWIMAXは、韓国に限って利用でき、24時間あたり3,000ウォン(日本円で約300円)と格安料金で利用できます。
24時間単位で契約を行い、契約期間が終了したら自動的に契約が解除されるので、余分な料金がかからないのもメリットです。
ただし、海外でUQWIMAXを利用できるのは、WIMAX専用の通信モジュールを搭載したパソコンだけです。

楽天の場合、10GBまでの利用なら最安でポケットwifiを契約できます。
1日にネット閲覧や動画視聴を1~2時間行う程度であれば、楽天の10GBプランで十分事足りますが、海外でのデータ通信には対応していないので注意してください。

ポケットwifiレンタルの契約方法と注意点

海外でポケットwifiレンタルを初めて使う人にもわかりやすく、契約の手順を説明します。

  1. ①ポケットwifiレンタルの申込みをオンラインで行います。
    通信速度やデータ容量に応じた複数の料金プランから選べるので、予算やニーズに合ったプランを選びましょう。

  2. ②料金の支払方法(事前のクレジットカード決済やコンビニ後払いなど)を設定します。

  3. ③空港カウンター・現地・宅配便の中から受取り方法を指定して、ポケットwifiを受取ります。

  4. ④利用が終了したら、空港カウンターや現地、宅配便でポケットwifiを返却します。

このように、海外で使えるポケットwifiのレンタルは申込みや受取り・返却手続きが簡単なので、手軽に利用できます。
急いで海外へ出発するときは、申込み当日中に空港でポケットwifiを受取ることもできるので安心です。

海外で使えるポケットwifiの注意点

海外で使えるポケットwifiのレンタルは便利でお得ですが、以下のような注意点もあります。

1日のデータ容量に上限がある

海外で使えるポケットwifiのレンタルでは、1日あたりのデータ容量の上限が決まっています。
※レンタル会社によっては、データ容量が無制限のプランもあります。
データ容量が上限をオーバーすると、通信が止まったり、通信速度が遅くなったりしますので気をつけてください。

多くのレンタル会社では、1日あたりのデータ容量を250MB~1GBの範囲で選ぶことができます。
1台のポケットwifiを1人で使い、ビデオ通話や動画視聴などの大容量通信を行わないのであれば、250MB~300MBもあれば十分でしょう。
1台のポケットwifiを複数人でシェアしたり、動画や通話、SNSを頻繁に利用するのであれば、通信量があっという間に数百MBに達するので、1GBの大容量プランや無制限プランがおすすめです。

スマホやタブレットを操作していなくても、アプリのバックグラウンド更新や写真の自動アップロード機能によって、気づかないうちにデータ通信が行われていることがあります。
そのままにしているとデータ容量を無駄に消費してしまうので、海外に渡航する前に、それらの設定をオフにしておきましょう。

wifi通信ができないエリアもある

渡航先の国・地域によっては、ポケットwifiの対象エリアでなかったり、wifiがつながりにくかったりすることがあります。
レンタル契約をする前に、渡航先が対象エリア内に入っているかどうかを必ず確認しましょう。
世界一周旅行やヨーロッパ周遊など、複数の国・地域にまたがってネットを使いたい場合は、「周遊プラン」を用意しているポケットwifiがおすすめです。
周遊プランは、1台のポケットwifiを複数の国で使えるので、渡航先毎にwifiをレンタルする必要がありません。
しかも、1ヶ国で使うのとほぼ変わらない料金で利用できます。

海外で使えるポケットwifiの使い方

海外で使えるポケットwifiの基本的な使い方や、注意点を説明します。

ポケットwifiを使う前の準備

日本の携帯電話会社と契約しているスマホ(またはタブレット)は、国内の電話回線を使ったデータ通信を行うので、そのままの設定だと海外ではwifiが使えません。
海外に渡航する前に、スマホのモバイルデータ通信をオフにして、電話回線を切る必要があります。
海外でモバイルデータ通信をオンにしたままだと、スマホが自動的に現地のネットワークに接続しようとするので、高額なパケット代がかかってしまいます。

iPhone(またはiPad)ユーザーの人は、「wifiアシスト」機能も忘れずにオフにしておきましょう。
※「wifiアシスト」とは、wifiがつながらない環境で、自動的にモバイルデータ通信を行う機能です。

ポケットwifiの接続の仕方

海外で使えるポケットwifiの接続設定は、必ず現地に到着してから行いましょう。
国内の空港等でwifi接続を始めると、余分なデータ通信が発生し、使用可能なデータ容量が減ってしまいます。
※飛行機内ではポケットwifiの使用が禁止されていますが、機内専用のwifiネットワークを使える場合があります。

海外で使えるポケットwifiの接続設定は、以下の手順で行います。

  1. ①ポケットwifiの電源を入れます。

  2. ②スマホのwifi接続設定をオンにします。

  3. ③スマホの画面に、接続可能なwifiのSSID(ネットワークの名前)一覧が表示されます。使用するポケットwifiのSSIDを選択し、パスワードを入力すると、wifiの接続が完了します。
    ※ポケットwifiのSSIDとパスワードは、端末に貼られているシール等で確認できます。

現地でwifiの接続方法がわからないと、ネットで調べることもできずせっかくレンタルしたポケットwifiが使えず慌てることになりますので、海外に出発する前に、スマホの設定方法やポケットwifiの使い方を一通り確認して、スムーズに接続できるようになっておきましょう。
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この記事を書いた人

ポケット型Wi-FiやWiMAX、格安SIMについて独自の調査を元にお得で有益になる情報を発信しています!

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