ドコモ回線が使える格安SIM12社を比較

ドコモ回線が使える格安SIM、12種類を徹底比較~料金は、速度は、通信品質は
スマホにコスパに優れる格安SIMを挿入したいけど、安心安定の株式会社NTTドコモ(docomo、以下ドコモ)の回線は手放したくない、という人には「ドコモ回線を使った格安SIM」がおすすめです。
ドコモ自身が「ドコモ回線+格安SIM」を提供しているほか、他社も「ドコモ回線+格安SIM」を展開しています。
そこでこの記事では、12種類のドコモ回線の格安SIMの内容を紹介します。ぜひ比較して、自分のスマホ・ライフにマッチするSIMをみつけてみてください。

目次

ドコモ回線の格安SIMとは? 利用するメリット

ドコモ回線の格安SIMとは? 利用するメリット
ドコモやKDDI(au)、ソフトバンクなどの大手通信会社(以下、大手通信キャリア)は、電気通信事業法に基づいて、自社の回線を仮想移動体通信事業者(MVNO)に卸売りすることが求められています。
したがってドコモは、自社の回線を使って自社でSIMサービスを提供する一方で、他社にドコモ回線を貸しています。それで他社もドコモ回線の格安SIMサービスを提供できるわけです。

ここで注意が1つあります。
他社にドコモ回線を貸すと、「ドコモが運営するドコモの通常のSIM」より「他社のドコモ回線の格安SIM」のほうがコスパが良くなってしまって顧客を奪われてしまうので、ドコモ自身も格安SIMサービスを始めました。
したがって現状は、ドコモ回線は次の3つがあるわけです。

  • ドコモが運営するドコモの通常のSIM
  • 他社が運営するドコモ回線の格安SIM
  • ドコモが運営するドコモ回線の格安SIM

安心と安定を安く手に入れることができるからコスパ最高

スマホ・ユーザーがドコモ回線の格安SIMを使うメリットは、ドコモの安心と安定を、格安SIMの低料金で手に入れられることです。
コスパとは最低のコストと最高のパフォーマンスが両立した状態のことであり、ドコモ回線の格安SIMこそ高いレベルでコスパを実現しています。

ドコモ回線の格安SIM、12種類の比較

ドコモ回線の格安SIM、12種類の比較
ドコモ回線の格安SIMのサービスは多くの会社が提供していますが、ここではドコモと他社を合わせて12種類を紹介します。
この記事のすべての料金は税込みです。

まずは一覧表で確認を

以下の表は、ここで紹介する12種類のドコモ回線の格安SIMの料金やサービス内容を一覧にしたものです。
この一覧表に掲載したデータ通信容量と料金(月額)は、各社が推している主なプランです。
実際は数多くのプランがあるのでのちほど詳しくみていきます。

なお、すべてのSIMで「データ通信=スマホでのインターネット利用」ができます。
しかし音声通話(通常の電話)やSMSは、SIMのプランによってできたり、できなかったりします。
この点は、各社のプラン料金戦略に大きく関わるところなので注意してください。

運営会社名 データ通信容量
(主なもの)
料金(月額) 通信速度 eSIM対応 特記事項
ahamo ドコモ 30GB 2,970円 容量超過で遅くなる 音声通話とデザリングが付く
申し込みから契約後のサポートまでオンラインで行う
irumo ドコモ 9GB 3,377円 通常のドコモSIM、ahamo、eximoより遅くなるのが早い 音声通話とメアドは別途
月々のデータ利用量が少ないスマホ・ユーザー向け
eximo ドコモ 3GB 5,665円 容量超過で1Mbps ドコモのサポートが受けられる
LIBMO TOKAIコミュニケーションズ 30GB 2,728円 遅い低価格プランが別途ある × 音声通話とSMSが付く
IIJmio インターネットイニシアティ 30GB 2,700円 容量超過で300kbps 音声通話付きく
IIJmio インターネットイニシアティ 30GB 2,700円 容量超過で300kbps 音声通話付きく
J:COMモバイル JCOM 20GB 2,728円 容量超過で1Mbps 音声通話は別料金く
mineo オプテージ 20GB 2,178円 容量超過で220kbps 音声通話付きく
NUROモバイル ソニーネットワークコミュニケーションズ 40GB 3,980円 容量超過で1Mbps 音声通話付きく
BIGLOBEモバイル ビッグローブ 1GB 1,078円 容量超過で遅くなる 音声通話付きく
HISモバイル H.I.S.Mobile 30GB 2,970円 容量超過で遅くなる 音声通話とSMSが付く
イオンモバイル イオンリテール 30GB 2,508円 容量超過で200kbps × 音声通話は別料金
BIC SIM ラネット 30GB 2,700円 容量超過で200kbps 音声通話付き

ahamo、irumo、eximo(byドコモ)

ahamoとirumoとeximoは、いずれもドコモが提供している格安SIMサービスです。3つの違いをドコモは次のように説明しています。

  • ahamoの特徴:申し込みから契約後のサポートまでオンラインで行うシンプルな料金プラン
  • irumoの特徴:月々のデータ利用量が少ないスマホ・ユーザーや、オンラインのみの手続きに不安があり店頭でのサポートも受けたい客向けの料金プラン
  • eximoの特徴:ドコモのサポートが受けられる、3つの料金プラン

3つともeSIMに対応しています。
eSIMはスマホに内蔵されたSIM機能で、物理的なSIMカードは必要ありません。
スマホ・ユーザーがeSIM対応の格安SIMを利用する際は、専用のQRコードをスキャンすることで簡単に回線を設定できます。
それではさらに1つずつ詳しく紹介していきます。

ahamo

ahamo
ahamoがおすすめしている料金プランは次のとおりです。

  • 30GB、月2,970円
  • 110GB、月4,950円

この料金内に、国内通話1回5分無料とデザリング可能が含まれています。
通信速度については以下の3条件のいずれかに当てはまると遅くなります。

  • 通常速度で利用できるデータ通信容量を超過した
  • ネットワークが混雑している
  • 一定時間内、または1接続で大量のデータ通信を行なった、または長時間接続していた

キャンペーンが多いこともahamoの魅力の1つです。
例えば、他社からの乗り換えでdポイントが20,000ポイント追加されます。
また、新規契約または乗り換えでスマホを購入すると、iPhone16Proを5,500円割引で購入できます。
ahamoを利用するときはホームページでキャンペーンを確認しましょう。

irumo

irumo
irumoがおすすめしている料金プランは次のとおりです。

  • 0.5GB、月550円
  • 3GB、月2,167円
  • 6GB、月2,827円
  • 9GB、月3,377円

irumoは通信速度については次のように説明しています。

「当社設備内でネットワークの混雑時にahamo、eximoなどの他の料金プランよりも先に通信速度の制限を実施するため、通信速度が遅くなる場合がある」と説明しています。
つまりirumoの通信速度は、ドコモの通常のSIMはもちろんのことahamoやeximoよりも不利であることがわかります。

そして0.5GBプランはさらに速度が落ちて最大3Mbpsです。
そのためirumoは、0.5GBプランを電話がメインの人向けと位置づけています。
データ通信容量超過後の速度は、0.5GBプランは128kbps、3・6・9GBプランは300kbpsまで落ちます。

ドコモのほかのサービスを利用している人は、irumoの魅力が増すでしょう。
home 5Gセット割、またはドコモ光セット割を使うと1,100円割引になり、dカード払いにするとさらに187円割り引かれます。

契約事務手数料は、オンライン経由なら無料ですが、店頭やドコモ・ショップ経由だと3,850円かかります。
さらに音声通話料は30秒22円が、ドコモのメールアドレスは330円が、別途かかります。

eximo

eximo
eximoがおすすめしている料金プランは次のとおりです。

  • 1GB、月4,565円
  • 3GB、月5,665円
  • 無制限、月7,315円

通信速度については、次の場合に遅くなります。

  • 通常速度で利用できるデータ通信容量を超過した
  • ネットワークが混雑している
  • 一定時間内、または1接続で大量のデータ通信を行なった、または長時間接続していた

ただ、データ通信容量を超過したあとの通信速度でも最大でも1Mbpsなので、遅くはなるものの、はなはだしく遅くなるわけではありません。

eximoもドコモのほかのサービスを使っていると割引が発生します。
みんなドコモ割(3回線以上)で1,100円割引、home 5Gセット割、またはドコモ光セット割で1,100円割引、dカード支払いで170円割引となっています。

LIBMO

LIBMO
LIBMOは株式会社TOKAIコミュニケーションズが提供しています。
LIBMOにはたくさんの料金プランがありますが、例えば30GBプランは月2,728円で、これにデータ通信と音声通話とSMSが含まれています。
料金プランの全体は以下のとおりです。

月間データ通信容量 データ通信と音声通話とSMS データ通信のみ
3GB 月980円 月858円
8GB 月1,518円 月1,320円
20GB 月1,991円 月1,991円
30GB 月2,728円 月2,728円

そのほか、通信速度が最大200kbpsとかなり遅いデータ通信容量無制限プランがあり、この料金は月528円です。
さらに500MBプランがあり、これは

  1. 5分かけ放題:月1,100円
  2. 10分かけ放題:月1,320円
  3. かけ放題:月1,980円

という3パターンがあります。

eSIMには対応していません。
さらに音声通話機能付きSIMの場合、利用から1年以内に解約すると契約解除料として月額利用料1カ月分が徴収されます。
初期費用は、契約事務手数料3,300円とSIM発行手数料433円です。

IIJmio

IIJmio
IIJmioは株式会社インターネットイニシアティが提供しています。
IIJmioにはたくさんの料金プランがありますが、例えば30GBプランは音声通話付きが月2,700円、データeSIMのみ月2,340円、データのみ月2,640円、SMS付き月2,680円です。
料金プランの全体は以下のとおりです。

月間データ通信容量 音声付き データeSIMのみ データのみ SMS付き
2GB 月850円 月440円 月740円 月820円
5GB 月990円 月660円 月900円 月970円
10GB 月1,500円 月1,100円 月1,400円 月1,470円
15GB 月1,800円 月1,430円 月1,730円 月1,780円
20GB 月2,000円 月1,650円 月1,950円 月1,980円
30GB 月2,700円 月2,340円 月2,640円 月2,680円
40GB 月3,300円 月2,940円 月3,240円 月3,280円
50GB 月3,900円 月3,540円 月3,840円 月3,880円

上記の表はキャンペーンを反映していない「元の料金」になります。
2025年2月3日までのキャンペーンを利用すると、音声付きの一部に5GBがプラスされたり割引料金が適用されたりします。
そのほかのキャンペーンには、IIJimoひかりとセットで660円割引などがあります。
初期費用は、タイプDというプランだと3,300円とSIMカード発行手数料433円がかかります。
タイプDの通信速度は、データ通信容量内は下り最大1,288Mbps、上り最大131Mbpsで、データ通信容量を超えると最大300kbpsまで下がります。

J:COMモバイル

J:COMモバイル
J:COMモバイルはJCOM株式会社が提供しています。
J:COMモバイルにはたくさんの料金プランがありますが、例えば20GBプランは月2,728円です。
料金プランの全体は以下のとおりです。

月間データ通信容量 料金
1GB 月1,078円
5GB 月1,628円
10GB 月2,178円
20GB 月2,728円

データ通信容量超過後の通信速度制限は、1GBプランと5GBプランは最大200kbpsですが、10GBプランと20GBプランは最大1Mbpsなので「あまり遅くならない」と感じるでしょう。
大容量ユーザーを優遇していることがわかります。

音声通話を付けるには追加料金が必要で、1回5分かけ放題が月550円プラス、1回60分かけ放題が月1,650円プラスになります。
スマホ(格安SIM)利用に加えて、テレビ、インターネット、固定電話、電気のいずれかをJ:COMにすると格安SIMの月間データ通信容量がプラスされます。
1GBプランは5GBに、5GBプランは10GBに、10GBプランは20GBに、20GBプランは30GBに、それぞれ増えるわけです。
eSIMに対応しています。
契約事務手数料は3,300円です。

mineo

mineo
mineoは株式会社オプテージが提供しています。
mineoの料金プランは大きく、データ通信容量で選ぶマイピタ・プランと通信速度で選ぶマイそくプランの2つがあります。
例えばマイピタの20GBプランは、音声通話+データ通信が月2,178円、データ通信のみが月1,925円です。
料金プランの全体は以下のとおりです。

マイピタ・プラン
月間データ通信容量 音声通話+データ通信 データ通信のみ
1GB 月1,298円 月880円
5GB 月1,518円 月1,265円
10GB 月1,958円 月1,705円
20GB 月2,178円 月1,925円

マイピタ・プランでデータ通信容量を超過すると、その後の通信速度は最大220kbpsまで落ちます。

マイそくプラン(データ通信容量は無制限)
通信速度 音声通話+データ通信
最大3Mbps 月2,200円
最大1.5Mbps 月990円
最大300kbps 月660円
最大32kbps 月250円(これのみデータ通信の)

マイそくプランのデータ通信容量は無制限なのですが、上記の通信速度は月~金の12時台は最大32kbpsまで落ちてしまいます。
これは「かなり遅い」と感じるレベルです。さらに3日で10GB以上使うと通信最適化が適用され、これは実質的に速度の低下を意味します。
事務手数料はプランによって異なるのですが、変更時は3,300円、SIMカード発行料440円などがかかります。
割引には、家族割引は1回線月55円、おかえり割引は初期事務手数料無料などがあります。
eSIMに対応しています。

NUROモバイル

NUROモバイル
NUROモバイルはソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が提供しています。
NUROモバイルにはたくさんの料金プランがありますが、例えば40GBプランは音声通話付きSIMが月3,980円です。
料金プランの一部は以下のとおりです。

月間データ通信容量 料金 条件
20GB(NEOプラン) 月2,699円 音声通話付き
40GB(NEOプラン) 月3,980円 音声通話付き
3GB 月627円 データ通信のみ
5GB 月825円 データ通信のみ
10GB 月1,320円 データ通信のみ
15GB 月1,625円 データ通信のみ
1GB 月930円 音声プラン付き、5分かけ放題
1GB 月1,320円 音声プラン付き、10分かけ放題
1GB 月1,870円 音声プラン付き、かけ放題
0.2GB 月330円 データ通信のみ、お試しプラン

NUROモバイルの料金プランの特徴は、データ通信容量、音声通話付き、SMS付き、データ通信のみ、などの条件によってさまざまな組み合わせがあることです。
自分のスマホ・ライフに合った料金プランをみつけることができれば無駄なく使うことができます。
手数料は、SIM切り替えが3,300円、SIM有償交換が3,300円などとなっています。
データ通信容量を使い切ったあとの通信速度は原則最大200kbpsですが、NEOプランは最大1Mbpsで使えます。
eSIMに対応しています。

BIGLOBEモバイル

BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルはビッグローブ株式会社が提供しています。
BIGLOBEモバイルがおすすめしているプランは、1GB、音声通話付きで月1,078円です。
料金プランの全体は以下のとおりです。

月間データ通信容量 音声通話+データ通信 データ通信のみ
1GB 月1,078円 なし
3GB 月1,320円 月990円
3GB 月627円 データ通信のみ
6GB 月1,870円 月1,595円
12GB なし 月2,970円
20GB なし 月4,950円
30GB なし 月7,425円

12GB以上になると料金が急に高くなる印象があるので、注意が必要です。
家族割や光割を利用すると月220円安くなります。
通信速度はデータ通信容量内は、データ通信のみの場合は下り最大112Mbpsです。
データ通信容量を超過すると遅くなりますが、その速度は紹介されていません。
手数料は、申し込み時が3,300円、SIMカード準備料が433円となっています。
eSIMに対応しています。

HISモバイル

HISモバイル
HISモバイルはH.I.S.Mobile株式会社が提供しています。
HISモバイルにはたくさんの料金プランがありますが、例えば30GB、音声通話1回6分かけ放題、SMS、データ通信の場合、月2,970円です。
料金プランの一部は以下のとおりです。

月間データ通信容量 音声通話1回6分かけ放題、SMS、データ通信 データ通信のみ
1GB 月1,050円 月400円
3GB 月1,270円 月580円
7GB 月1,490円 月880円
10GB 月1,840円 月1,100円
20GB なし 月2,970円
20GB 月2,090円 月1,850円
30GB 月2,970円 月2,720円

上記の料金プランのほかに、「音声通話かけ放題、SMS、データ通信」プランや「データ通信、SMS」プランがあります。
そしてHISモバイルがユニークなのは従量課金制プランがあることです。
データ通信のみと、データ通信+SMSの2つのプランがあって、利用したデータ量に応じて毎月料金が変わります。
eSIMに対応しています。

イオンモバイル

イオンモバイル
イオンモバイルはイオンリテール株式会社が提供しています。
イオンモバイルにはたくさんの料金プランがありますが、例えば30GBプランは月2,508円です。
料金プランの全体は以下のとおりです。

月間データ通信容量 料金
0.5GB 月803円
1GB 月858円
2GB 月968円
3GB 月1,078円
4GB 月1,188円
5GB 月1,298円
6GB 月1,408円
7GB 月1,518円
8GB 月1,628円
9GB 月1,738円
10GB 月1,848円
20GB 月1,958円
30GB 月2,508円
40GB 月3,058円
50GB 月3,608円
60GB 月4,158円
70GB 月4,708円
80GB 月5,258円
90GB 月5,808円
100GB 月6,358円
150GB 月9,108円
200GB 月11,858円

ご覧のとおり小刻みな料金設定がイオンモバイルの特徴になっています。
10GBまでは1GB刻みで、100GBまでは10GB刻み、200GBまでは50GB刻みです。
これだけ充実していれば、無駄なく、不足なくデータ通信容量を使うことができるでしょう。
庶民の味方であるイオンらしい優れたサービスといえます。

なお音声通話の料金はプランには含まれず、別途30秒11円を支払うか、定額かけ放題オプションを選択することになります。
通信速度はデータ通信容量内は原則下り最大1,288Mbps、上り最大131Mbpsですが、1~10GBプランは下り最大500kbpsまで落ちるので注意してください。
データ通信容量を超過すると通信速度は最大200kbpsまで落ちます。
eSIMには対応していません。
なお家族割も充実しています。

BIC SIM

BIC SIM
BIC SIMはビックカメラ系の株式会社ラネットが提供しています。
BIC SIMにはたくさんの料金プランがありますが、例えば30GB、音声通話付きは月2,700円です。
料金プランの一部は以下のとおりです。

月間データ通信容量 音声通話付き データ通信のみ
2GB 月850円 月740円
5GB 月990円 月900円
10GB 月1,500円 月1,400円
15GB 月1,800円 月1,730円
20GB 月2,000円 月1,950円
30GB 月2,700円 月1,950円
40GB 月3,300円 月3,240円
50GB 月3,900円 月3,840円

そのほかSMS付きプランやeSIMのみプランもあります。
なお2025年2月まで、一部のプランを月500円割引くキャンペーンを実施しています。
通信速度は、データ通信容量内は下り最大988Mbps、上り最大75Mbpsです。
なおデータ通信容量を超過すると200kbpsまで遅くなり、この状態のときに3日間で366MBを超えると通信速度はさらに堕ちます。
eSIMに対応しています。
BIC SIMを使うと、ビックカメラのビックポイントが貯まります。

ドコモ回線の格安SIMを使うときの注意点・デメリット

ドコモ回線の格安SIMを使うときの注意点・デメリット
ドコモ回線の格安SIMは、安心・安定と安さを兼ね備えているので多くの人におすすめできますが、しかしすべての人が満足できるわけではありません。
ドコモ回線の格安SIMを使うときの注意点とデメリットには次のものがあります。

  • サービス内容が各社で大きく異なる(比較が大切)
  • ドコモのサービスが受けられない
  • 通信品質が落ちやすい
  • キャリア・メールの引き継ぎ
  • 5G対応か確認を
  • キャンペーンが複雑

1つずつ確認していきましょう。

サービス内容が各社で大きく異なる(比較が大切)

格安SIM業界は今、群雄割拠、玉石混交の状態にあります。
そのため各社がさまざまなサービスやキャンペーン、割引を打ち出しています。
選択肢が増えることはスマホ・ユーザーにとって良いことなのですが、サービスなどの種類が多すぎて「ここが1番お得」という格安SIMを提示することはできません。
この状況はドコモ回線の格安SIMも同じです。
そのためスマホ・ユーザーは自分のスマホ・ライフを考慮して、ドコモ回線の格安SIMを選ぶ必要があります。

ドコモのサービスが受けられない

ドコモ以外の会社がやっているドコモ回線の格安SIMは、当然ながらドコモのサービスが受けられません。
ドコモ回線だからドコモが助けてくれるわけではないのです。
ドコモのサービスが必要な人は、ドコモの通常のSIMを使うか、ahamo、irumo、eximoのドコモ系格安SIMを選ぶとよいでしょう。

通信品質が落ちやすい

格安SIMの通信品質はそもそも、大手通信キャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)の通信品質より落ちてしまいます。
したがってドコモ回線の格安SIMも「最高の通信品質」とはいえません。
ただし、いわゆる普通の使い方をしている人であれば、ドコモ回線の格安SIMに支障を感じることはないでしょう。

キャリア・メールの引き継ぎ

大手通信キャリアの通常SIMを使っている人が、ドコモ回線の格安SIMに移行する場合、今使っているメールアドレス(キャリア・メール)を引き継げるかどうか確認したほうがよいでしょう。
もちろん、キャリア・メールを今後使わない人は問題ないのですが、仕事などでキャリア・メールを使っている場合、ドコモ回線の格安SIMに乗り換えた結果、それが使えなくなって支障が出ることがあります。
なかにはキャリア・メールが使えないという理由でドコモ回線の格安SIMをあきらめる人もいます。

5G対応か確認を

「ドコモ回線だから当然5Gだろう」とは思わないでください。
ドコモ回線の格安SIMのなかには、料金を安くするために4G限定にしているところもあります。
5Gを使い慣れた人が4Gに戻ると、使いづらさを感じることがあるので注意してください。
5Gのドコモ回線の格安SIMを探しましょう。

キャンペーンが複雑

先ほど、「各社、キャンペーンの内容が異なる」と説明しましたが、1社がさまざまなキャンペーンを行なっていることがあります。
期間限定だったり、期間を決めていないのに「キャンペーン」とうたっていたりします。
また、その会社にとってはキャンペーンでも、他社が通常サービスのなかに入れていることもあります。
キャンペーンが複雑になっていることは、スマホ・ユーザーにとってデメリットになります。

ドコモ回線の格安SIMに向いている人

ドコモ回線の格安SIMに向いている人
ドコモ回線の格安SIMを使ったほうがよい人を紹介します。

コスパ重視

ドコモ回線の格安SIMはコスト安(低額料金)だけでなく、パフォーマンスにも優れています。
大手通信キャリアの通常SIMから乗り換えても、違和感を持つ人は少ないでしょう。
したがってドコモ回線の格安SIMはコスパを重視する人に向いています。

手厚いサービスが要らない人

大手通信キャリアの通常SIMが比較的高額なのは、手厚いサービスを提供していて、そのコストを料金に反映させているからです。
しかしスマホ・ユーザーのなかには、大手通信キャリアのサービスをほとんど利用していない人もいるでしょう。
そのような人がドコモ回線の格安SIMに乗り換えると、手厚いサービス・コストを支払わず低額料金でスマホを使えます。

スマホを普通に使っている人

相当高品質な通信を必要としている人でない限り、ドコモ回線の格安SIMで不便を感じることはないでしょう。
したがって「自分はスマホを多くの人と同じように使っている」という人や、「スマホを特別なことに使っているわけではない」という人は、ドコモ回線の格安SIMで問題ありません。

ドコモの通常のSIMを使い続けたほうがよい人

ドコモの通常のSIMを使い続けたほうがよい人
格安SIMではなく、ドコモの通常のSIMを使い続けたほうがよい、という人もいます。
もちろんコスト高にはなってしまうのですが、以下に紹介するような人が、ドコモ回線の格安SIMを使ってしまうと後悔することになるでしょう。

ドコモのサービス、ドコモ・ショップのサービスを必要とする人

ドコモのサービスや、ドコモ・ショップの店員の応対を必要としている人は、今のまま、ドコモの通常のSIMを使い続けたほうがよいでしょう。
ドコモのサービスは丁寧かつ高品質なので、このサービスに慣れている人は、ドコモ回線の格安SIMのサービスに不満を感じることになるからです。

ドコモ・ブランドに愛着がある人

ドコモは、スマホ・ブランドの最高峰といえるでしょう。
「ドコモを使っていれば間違いない」ことは多くの人が認めるところです。
そのためドコモ・ブランドに愛着がある人には、ドコモの通常のSIMをおすすめします。
そのような人には、ドコモの格安SIM(ahamo、irumo、eximo)ですらおすすめしません。

高品質の通信が必要な人

ドコモ回線の格安SIMを含む多くの格安SIMサービスでは、一般的に大手通信キャリアの通常のSIMよりも通信品質が制限される傾向があります。
例えば、通信が混雑するエリアや特別な時間帯では、優先的に通信速度が維持されるのは大手通信キャリアの通常のSIMであり、格安SIMは先に速度が低下することが多いでしょう。
このため、データ通信を使って重要な仕事をしている人などは、ドコモなどの大手通信キャリアの通常のSIMを検討することをおすすめします。

大手通信キャリア以外はなんか不安、と感じる人

これは漠然とした感覚なのですが「大手通信キャリア以外はなんか不安」と感じている人がいます。
そのような人は、ahamo、irumo、eximoを含む、どのドコモ回線の格安SIMも使わないほうがよいでしょう。
スマホは毎日使うものなので、インターネット通信に欠かせないSIMに不安を感じることはストレスになるからです。

ドコモ回線の格安SIMについてよくある質問

ドコモ回線の格安SIMについてよくある質問
ドコモ回線の格安SIMに関するよくある質問にQ&A方式で回答します。

なぜドコモ以外の会社がドコモ回線を使えるのか?

ドコモ以外の会社がドコモ回線を使えるのは、MVNO(Mobile Virtual Network Operator、仮想移動体通信事業者)という仕組みがあるからです。

この仕組みにより他社(MVNO)は、ドコモを含む大手通信キャリアが所有する通信インフラを借りて、格安SIMなどの通信サービスを顧客に提供できるのです。

大手通信キャリアからすると、自社の回線をMVNOに卸売りしていることになります。

これは、電気通信事業法の枠組みのもと、総務省の指導やガイドラインによって推奨されている取り組みです。

「ドコモのドコモ回線の格安SIM(ahamo、irumo、eximo)と「ドコモ以外の会社のドコモ回線の格安SIM」はどちらがいいのか?

その選択は難しいでしょう。

もしデータ通信容量、通信速度、サービス内容、割引内容、料金が同じなら、ahamo、irumo、eximoでも、他社のドコモ回線の格安SIMでも同じといえます。

しかし気持ち的には「ahamo、irumo、eximoはドコモ自体が運営しているので、より安心、より安定的といえる」と考えることもできます。

「ドコモ回線の格安SIM」は安全、安定といえるか?

いえます。

なぜなら、ドコモ回線の格安SIMが使っているのが、ドコモが構築している通信回線だからです。

もちろん、ドコモの通常のSIMのほうが、安全・安定の度合いは大きいでしょう。

しかしドコモが「ドコモ回線の格安SIMが使っている通信回線」の管理・運営の手を抜くことはないので、十分、安全であり安定しているといえるのです。

まとめ

12種類のドコモ回線の格安SIMを紹介しました。
そのサービス内容や料金は多種多彩で、スマホ・ユーザーはどれを選べばよいのか迷うでしょう。
正解を導き出すために、まずは自分のスマホ・ライフを検証してみましょう。
毎月どれくらいデータ通信、音声通話、SMSを使っているのかをチェックして、料金を確認してみてください。
きっと自分に合ったドコモ回線の格安SIMがみつかるはずです。

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この記事を書いた人

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