「格安SIMに興味はあるけど、何を選んだらいいか分からない」という方はいるかもしれません。
そこで今回は、iPhoneにおすすめの格安SIMを7つ紹介いたします。
メリットやデメリット、乗り換え方法も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
iPhoneにおすすめの格安SIM7選
早速、iPhoneにおすすめの格安SIM7選を紹介いたします。
1.楽天モバイル
楽天モバイルは今勢いのあるブランドで、docomo、au、SoftBankと並び大手キャリアの一つになりつつあります。
そんな楽天モバイルの1番の魅力は、「Rakuten最強プラン」です。
使った分だけ支払うお得なプランで、家族割引が適用されると3GBまで月額968円で使用できます。
また、「Rakuten Link」という楽天モバイル独自の通話アプリを使用すれば、このアプリを使っていない人にも無料でかけることができます。
楽天モバイルの詳細を以下にまとめてみました。
料金プラン(税込) | 【Rakuten 最強プラン】 3GBまで:1,078円 ※家族割引適用時は968円 20GBまで:2,178円 上限なし:3,278円 |
---|---|
国内通話料金(税込) | 22円/30秒 ※Rakuten Linkアプリ利用で国内通話無料 |
オプション(税込) | ・留守番電話:無料 ・割込通話/通話保留:無料 ・通話転送:無料 ・国際SMS:無料 ・SMS:無料 ・テザリング:無料 ・15分通話かけ放題:1,100円/月 ・国際通話かけ放題:980円/月 |
通信回線 | 楽天回線 au回線 |
通信速度 | 平均ダウンロード速度: 98.3Mbps 平均アップロード速度: 28.2Mbps |
支払い方法 | クレジットカード デビットカード口座振替 代金引換 楽天ポイント利用 |
店舗情報 | 楽天モバイルショップ(全国1,000店舗以上) |
楽天モバイルは、2024年6月27日に総務省より認定を受けた「プラチナバンド」サービスの利用を開始しました。
プラチナバンドは、従来の電波に比べておよそ2倍の到達距離があり、ビルの中や地下でも安定したデータ通信ができます。
2.LINEMO
LINEMOは、SoftBank系列のオンライン専用ブランドです。LINEMOの詳細を以下にまとめてみました。
料金プラン(税込) | ベストプラン:〜3GB 990円・〜10GB 2,090円 ベストプランV:〜20GB 2,970円・〜30GB 3,960円 |
---|---|
国内通話料金(税込) | 22円/30秒 ※5分以内の通話無料 |
オプション(税込) | ・フィルタリング:無料 ・留守電パック:220円/月 ・持込端末保証:715円/月 ・通話準定額:500円/月 ・通話定額:1,650円/月 ・通話定額 for ベストプランV:1,100円/月 ※LINEMOベストプランV契約者 |
通信回線 | SoftBank |
通信速度 | 平均ダウンロード速度: 79.82Mbps 平均アップロード速度: 14.77Mbps |
支払い方法 | クレジットカード 口座振替 PayPay |
店舗情報 | なし |
LINEMOは、PayPayポイントプレゼントキャンペーンを頻繁に実施していますので、そのタイミングで申し込むめば、お得に利用できます。
3.ahamo
ahamoは、docomo系列のオンライン専用ブランドです。ahamoの詳細を以下にまとめてみました。
料金プラン(税込) | 20GB:2,970円 100GB:4,950円 |
---|---|
国内通話料金(税込) | 22円/30秒 ※5分以内の通話無料 |
オプション(税込) | ・海外データ通信20GBまで無料 ・通話かけ放題:1,100円/月 ・ahamoポイ活:2,200円/月 ・ケータイ補償サービス:550~1,100円/月 ・smartあんしん補償:330~1,100円/月 |
通信回線 | docomo |
通信速度 | 平均ダウンロード速度: 63.92Mbps 平均アップロード速度: 10.71Mbps |
支払い方法 | クレジットカード 口座振替 |
店舗情報 | なし |
docomoの安定した通信回線を手頃な価格で利用できるため、人気があります。
4.ワイモバイル
ワイモバイルは、SoftBankのサブブランドです。ワイモバイルの詳細を以下にまとめてみました。
料金プラン(税込) | 4GB:2,365円 20GB:4,015円 30GB: 5,115円 |
---|---|
国内通話料金(税込) | 22円/30秒 |
オプション(税込) | ・データ増量オプション:550円/月 ・だれとでも定額+(10分以内の国内通話無料):780円/月 ・スーパーだれとでも定額+ (通話時間・回数制限なしでかけ放題):1,880円/月 ・故障あんしんパックプラス:759円/月 ・持込端末保証:715〜1,580円/月 |
通信回線 | SoftBank |
通信速度 | 平均ダウンロード速度: 69.68Mbps 平均アップロード速度: 14.28Mbps |
支払い方法 | 銀行振替 クレジットカード PayPay |
店舗情報 | ワイモバイルショップ(全国約4,000店舗) |
全国にワイモバイルショップがあり、トラブルがあっても対面でサポートしてくれるため安心です。
5.mineo
mineoは、関西電力グループのオプテージが提供しているスマホサービスです。mineoの詳細を以下にまとめてみました。
料金プラン(税込) | 【マイピタ(音声通話+データ通信)】 1GB:1,298円 5GB:1,518円 10GB:1,958円 20GB:2,178円 【マイそく(音声通話+データ通信)】 スタンダード(最大1.5Mbps):990円 プレミアム(最大3Mbps):2,200円 ライト(最大300kbps):660円 スーパーライト(最大32kbps):250円 |
---|---|
国内通話料金(税込) | 22円/30秒 ※「mineoでんわ」使用の場合10円/30秒 |
オプション(税込) | ・10分かけ放題:550円/月 ・時間無制限かけ放題:1,210円/月 |
通信回線 | docomo au SoftBank |
通信速度 | 平均ダウンロード速度: 52.68Mbps 平均アップロード速度: 13.93Mbps |
支払い方法 | クレジットカード |
店舗情報 | 全国193店舗 |
月額料金は、1GB〜20GBのデータ容量で選ぶ「マイピタ」と通信速度で選ぶ「マイそく」から選択できます。
6.povo
povoは、au(KDDI Digital Life株式会社)系列のオンライン専用ブランドです。povoの詳細を以下にまとめてみました。
料金プラン(税込) | 基本料金0円 データ使い放題(24時間):330円/回 データ使い放題(7日間×12回分):9,834円/回 【データトッピング】 1GB(7日間):390円/回 3GB(30日間):990円/回 20GB(30日間):2,700円/回 60GB(90日間):6,490円/回 150GB(180日間):12,980円/回 300GB(90日間):9,834円/回 |
---|---|
国内通話料金(税込) | 22円/30秒 |
オプション(税込) | ・留守番電話サービス:330円/月 ・5分以内通話かけ放題:550円/月 ・通話かけ放題:1,650円/月 ・DAZN使い放題パック(7日間):1,145円/回 |
通信回線 | au |
通信速度 | 平均ダウンロード速度: 91.68Mbps 平均アップロード速度: 16.84Mbps |
支払い方法 | クレジットカード |
店舗情報 | なし |
povoは、定額制ではなく、必要なデータ容量をトッピング(追加購入)するシステムを採用しています。
使わない時は0円のため、サブ回線として利用するのに向いています。
7.UQモバイル
UQモバイルは、auのサブブランドです。UQモバイルの詳細を以下にまとめてみました。
料金プラン(税込) | ミニミニプラン(4GB):2,365円 ※自宅セット割+au PAYカード支払い割適用時:1,078円 トクトクプラン(15GB):3,465円 ※自宅セット割+au PAYカード支払い割適用時:2,178円 コミコミプラン(20GB):3,278円 |
---|---|
国内通話料金(税込) | 22円/30秒 |
通信回線 | au |
通信速度 | 平均ダウンロード速度: 97.2Mbps 平均アップロード速度: 16.99Mbps |
支払い方法 | クレジットカード 口座振替 自動振込(ゆうちょ) |
店舗情報 | UQ mobile取扱店(全国2,700店舗以上) au StyleauショップUQスポット |
UQモバイルは、通信速度が安定しており、全国の店舗でサポートが受けられるので格安SIMデビューにおすすめです。
格安SIMを使うメリット
ここからは、格安SIMを使うメリットを4つ紹介します。
大手キャリアより月額料金が安い
docomo、au、SoftBankの大手キャリアから格安SIMに乗り換えると、月額料金が約4,000円安くなるとの調査結果があります。
MMD研究所が実施した「2020年11月通信サービスの料金と容量に関する実態調査」によると、大手キャリアの月額料金は8,312円で、一方の格安SIMの月額料金は4,424円だったということで、その差は約4,000円にも上りました。
年間にすると約5万円という大きな節約になります。
中古・型落ち機種を安く購入できる
iPhoneの最新機種にこだわりがなければ、中古・型落ち機種を安く購入して格安SIMを利用するとさらに大きく節約できます。
中古・型落ち機種でも、よほど古い機種でなければ使用感は大きく変わりません。
iPhoneの購入場所を自分で選べる
iPhoneの購入場所を自分で選べるのも、メリットの1つです。
大手キャリアで契約すると、そのキャリアからiPhoneを購入しなければいけません。しかし、格安SIMであればiPhoneの購入場所を自分で自由に選択できます。
格安SIMで使うiPhoneを購入できる場所の一部をし紹介しておきます。
- Apple Store(店舗、オンラインどちらも)
- 家電量販店
- Amazon、楽天などのネットショップ
- TSUTAYA、GEOなど中古ショップ
- メルカリ、ヤフオクなどのフリマアプリ
大手キャリアとApple StoreのiPhone販売価格は、以下の通りです。
iPhone 15 Pro MAX(256GB) | iPhone 15 Pro(128GB) | iPhone 15 Plus(128GB) | iPhone 15(128GB) | |
---|---|---|---|---|
docomo | 236,940円 | 192,060円 | 168,740円 | 149,490円 |
au | 230,360円 | 185,860円 | 163,490円 | 145,640円 |
SoftBank | 229,680円 | 185,760円 | 163,440円 | 145,152円 |
Apple Store | 189,800円 | 159,800円 | 139,800円 | 124,800円 |
Apple Storeで購入した方が、10,000円〜30,000円安く買えます。
昔の端末を再利用できる
昔使っていた端末にSIMカードを挿すだけで再利用できます。
iPhoneは端末が古くてもOSのアップデートをすれば、最新機種と同様に使うことが可能です。
また、古い端末は子供用のスマホとしても使えます。
操作方法を理解している昔自分が使っていた端末であれば、容易にフィルタリング設定もできるでしょう。
格安SIMを使うデメリット
続いて、格安SIMを使うデメリットを5つ紹介します。
自分で開通手続きをしなければならない
格安SIMは、自分で開通手続きをしなければいけません。
ほとんどの場合、オンラインで格安SIMを契約し、後日SIMが自宅に郵送されます。SIMが手元に届いたら、SIMに同封されている説明書を見ながら設定します。
もし開通手続きに不安がある方は、店舗のある格安SIMを利用しましょう。
最新iPhoneの取り扱いが少ない
格安SIMでは、最新iPhoneを取り扱っていないことが多く、Apple Storeで購入する以外は、型落ちした端末を使うことになります。
通信速度が不安定になりやすい
格安SIMは独自の回線を持たないため、通信速度が不安定になることが多いので、注意が必要です。
大手キャリアの通信速度は、以下の通りです。
docomo | 132.52Mbps |
---|---|
au | 128.26Mbps |
SoftBank | 100.01Mbps |
一方格安SIMの通信速度は速くありませんが、Web検索や動画視聴をしても支障は出ません。
LINEの年齢確認ができないこともある
格安SIMの中には、LINEの年齢確認ができないものがあります。年齢確認をしないと、「LINE IDによる検索」機能が使えません。
とはいえ、LINEの年齢確認ができる格安SIMが増えてきたので、それほど心配することはないでしょう。
- 楽天モバイル
- LINEMO
- ahamo
- ワイモバイル
- mineo
- UQモバイル
- IIJmio
- イオンモバイル
今回紹介した中では、「povo」のみがLINEの年齢確認ができません。
5Gに対応していないこともある
中には、5Gに対応していない格安SIMもあります。
2024年7月現在、5Gに対応していない格安SIMは、以下の通りです。
- QTモバイル
- DTI SIM
- b-mobile
- y.u mobile
- LIBMO
- エキサイトモバイル
最新の技術を体感したい方には、上記の格安SIMは避けたほうがいいかもしれません。
格安SIMの選び方
ここからは、格安SIMの選び方を解説します。
音声通話機能
まずは、スマホに音声通話機能が必要かどうかを検討しましょう。
音声通話機能のない「データ通信専用SIM」の方が、月額料金が安いです。
LINEアプリの無料通話機能で対応できるという方は、データ通信専用SIMを選びましょう。
データ容量
音声通話機能が必要かどうかを検討したら、毎月使用するデータ容量に目星をつけてください。
1ヶ月間のデータ容量の目安は、以下の通りです。
1GB | メールの送受信やWebサイト閲覧、LINE利用がメインの人 |
---|---|
3GB | LINEやSkypeなどの無料通話を使い、1日あたり20分程度動画を視聴する人 |
5GB | 1日あたり45分程度動画視聴する人 |
10GB以上 | 高画質動画の視聴やテレビ電話をする人 |
データ容量を気にせずに使いたい方は、無制限プランを選びましょう。
通信速度
大手キャリアと比較すると、格安SIMは通信速度が遅くなることが多いため、極力通信速度が速く安定している格安SIMを選びましょう。
通信速度が速いと評判なのは、「UQモバイル」「ワイモバイル」「mineo」などです。
キャンペーン
他社からの乗り換えると、キャッシュバックを受けられるキャンペーンを実施している場合があります。
キャンペーンを実施している時期や金額は会社により異なるため、格安SIM選びに迷ったら、キャンペーンの有無を1つの指標にするのもおすすめです。
格安SIMへの乗り換え方法
続いて、格安SIMへの乗り換え方法を解説します。
まずは、SIMフリーのiPhoneを準備しましょう。
通常はSIMロックが解除されていないと他社のSIMは挿せませんが、購入したキャリアと同じ回線で格安SIMを契約する場合は、SIMロックの解除なしで利用できます。
現在使用しているiPhoneの電話番号を格安SIMでも継続利用するためには、「MNP予約番号」を取得します。
MNP予約番号は、契約しているキャリアに電話すれば無料で所得可能です。
大手キャリアのMNP予約番号の問い合わせ先は、以下の通りです。
- docomo:151
- au:0077-75470
- SoftBank:*5533
MNP予約番号の有効期限は、取得日を含め15日間です。
有効期限が切れる前に、格安SIMを契約しましょう。
ここまで準備ができたら、格安SIMを申し込みましょう。
一般的に申し込みで必要になる書類は、以下の通りです。
- 身分証明書(運転免許証、マイナンバーカード等)
- MNP予約番号
この他にも、支払いに使うクレジットカードやデビットカードなども用意しましょう。
SIMカードが届いたら、iPhoneに挿入します。
SIMカードトレイを丁寧に引き抜き、SIMを挿入してください。
SIMに同封されている説明書を見ながら、.格安SIMを有効化しましょう。
これで、今まで契約していたキャリアは解約となります。
WiFiにiPhoneを接続し、指定されたURLからプロファイルをダウンロードします。
iPhone画面にアンテナピクトやキャリア名が表示されていれば、設定は無事に終了です。
格安SIMに関するよくある質問
最後に、格安SIMの利用に関するよくある質問を紹介します。
- iOSをすぐにアップデートしても大丈夫ですか?
-
iOSのアップデートは、利用開始から2〜3週間経過してから行いましょう。
なぜなら、アップデートすると格安SIMが使えなくなるかもしれないからです。
iOSのアップデートは、少し時間を置いて安定した動作が確認できてから行ってください。
- できるだけ安くiPhoneを購入する方法を知りたいです
-
TSUTAYAやGEO、メルカリ、ヤフオクなどでの購入がおすすめです。
ただし、直接動作確認ができないため慎重に購入しましょう。
- おすすめのキャンペーンを教えてください
-
おすすめのキャンペーンは、以下の通りです。
- 楽天モバイル:iPhoneトク得乗り換えキャンペーン
- LINEMO:おかえりだモンキャンペーン
- ahamo:オンラインおトク割
- ワイモバイル:ワイモバ10周年大感謝祭!
- povo:他社からお乗り換えで au PAY 残高還元キャンペーン!
- UQモバイル:UQ mobile SIMデビューキャンペーン
- eSIMが使えるiPhone機種を教えてください
-
eSIMが使えるiPhoneは、以下の通りです。
- iPhone 15 Pro Max
- iPhone 15 Pro
- iPhone 15 Plus
- iPhone 15
- iPhone 14 Pro Max
- iPhone 14 Pro
- iPhone 14 Plus
- iPhone 14
- iPhone 13 Pro Max
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13 mini
- iPhone 13
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12 mini
- iPhone 12
- iPhone SE(第3世代)
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11
- iPhone XS Max
- iPhone XS
- iPhone XR
最近のiPhoneは全て、eSIMに対応しています。
iPhoneにおすすめの格安SIMのまとめ
今回は、iPhoneにおすすめの格安SIMを7つ紹介しました。
格安SIMは、スマホの月額料金を抑えたい方におすすめです。
本記事を参考に、格安SIMに乗り換えてみてはいかがでしょうか?